恋愛攻略法
君の事を誰にも取られたくない・・・。
君が。僕以外の人間と楽しそうに話をしている所を見てると苛々してしまう・・・。
これは、完全な嫉妬だ・・・。
君を苦しめたい訳じゃない・・・。
困らせたい訳じゃない・・・。
ただ、僕は、君を以上に好きになり過ぎてしまっただけなんだ・・・・。
晴れた平日の昼下がり。
フッと、カイは夕鶴を屋上へ連れてきた。
「で?カイ・・話しってなんだ?」
「夕鶴・・・」
「?」
ジリジリと自分に近寄るカイに不信感を感じ、夕鶴は後ずさりをする。
しかし、後ろのフェンスが背中に当たり、すぐに逃げ場を失ってしまう。
ガシャンッと、強くフェンスに両手を突き、夕鶴の逃げ場を完全に奪う。
そして、彼の耳に唇を寄せると、そっと耳打ちをした。
「この前の日曜・・・。晴樹さんと何をしたんだ?」
「!・・・えっ!?」
行き成りのカイの言葉に夕鶴は驚く。
その彼の反応に、カイはニヤッと怪しげな笑みを浮かべると、
夕鶴の制服のネクタイを乱暴にはずし、ワイシャツのボタンを数箇所外し、彼の肌を露にする。
そして、その首筋についた赤く、鬱血した痕に指を沿わせる。
「これだ・・このキスマーク。晴樹さんのだろ?
日曜日、晴樹さんと一緒に街ん中、歩いてたもんな・・お前・・・」
「そ、それは・・・っ!」
言葉を発しようとした瞬間、乱暴なカイの口付けに言葉を封じられた。
次第に苦しくなり、抵抗を見せるが、カイにはそんなの通用しない。
夕鶴が酸欠になりかかると、やっと唇を離す。
唇が離れた瞬間。互いの口から銀色の糸が引く。
そして、カイが再び口を開いた。
「相手をしてやる・・・勿論。精液が出なくなるまで・・・な」
「なっ!」
あまりのカイの言葉に夕鶴は目を見張る。
しかし、そんな夕鶴を余所に、カイは夕鶴の制服のボタンを外して行く。
同時に、その首筋の跡に唇を寄せ、軽く吸い上げ、他の所にも唇を寄せる。
そのカイの行動に夕鶴は声を荒げ、抵抗の言葉を上げる。
「カイっ!止めろ!・・ここ、学校だぞっ!?」
「なんだ?誰かに観てもらいたいのか?」
「ちがっ・・!」
言葉を発しようとすると、次は、ひんやりとしたカイの手が身体を撫でる。
その感覚に、夕鶴はビクリと身体を痙攣させる。
それと同時に、夕鶴の体が地面に座り込んだ。
「ん?なんだ?・・・キスマーク何処にもついてないじゃないか?
あぁ・・・あのブラコン兄貴の事だから、証拠は首筋だけで十分ッと言う事か・・・」
「なっ、何言って・・・そんな事する訳が・・・っ」
確かに。違うのだ・・・。
確かに、日曜日は晴樹と一緒に街中を歩いていた・・・。
しかし、そんな事はしていないのだ。
「嘘か。本当か、調べてやるよ・・・」
「なっ!・・・やだっ・・やめっ・・・」
夕鶴の制服のズボンのベルトをはずし、彼のモノを取り出すと、それを口に含んだ。
「・・ふぅ・・・っ・・・」
あまりにも強い刺激に、瞳に涙を溜め、口を押さえて声を堪える。
「ほら。どうした?我慢しなくても良いんだぞ?」
「・・っ・・ぅ・・」
ギュッと、瞳を閉じた瞬間、夕鶴の頬を涙が滑り落ちた。
そして、その瞬間。彼の体が痙攣し、カイの口の中に白濁を放った。
当のカイは、何のためらいもなく、その放たれた物を飲み込んだ。
「なんだ?濃いな・・・溜まってたのか?」
口を離し、夕鶴に目を向けると、顔を赤くした彼が目を背ける。
その目を背ける夕鶴の顔を無理矢理自分の方に向かせると、その唇に再び口付けた。
自分の放った白濁で、挿し入れられた舌が苦い。
唇を離されると、夕鶴が口を開く。
「これで十分だろ?俺と兄貴は何にもしてない」
「まだだな・・・まだ、解らない」
「なっ、何言ってるんだよ!もう十分だろ?」
「まだ、検査は終わってないぞ」
「ふざけんなっ!」
流石の夕鶴も頭にきたのだろう。
夕鶴が拳をカイの顔に食らわそうとした所だった・・・。
しかし、そんな抵抗も軽く左手で掴まれ、振り払われてしまった。
「全く・・・本当に荒っぽいな・・・お前は・・だが、俺にはかなわないぞ・・」
「ッ!」
そう言い、ゆっくりと夕鶴を寝かせると、下着ごとズボンを剥ぎ取った。
「やっ・・か、カイ・・」
「なんだ?恥ずかしいか?」
「・・・っ」
「まぁ。お前が大人しくしていれば直ぐ終わる」
そう言い終えると、カイは制服のポケットから、薬のチューブを手に取ると、
ジェル状の中身を自分の指につけ、彼の蕾にそれを擦り込む。
行き成り感じた冷たく、あまりにも気持ち悪さに夕鶴は短い悲鳴を上げる。
「うわっ・・気持ち悪・・・っ・・な、何・・?」
「安心しろ。ただの潤滑剤だ。身体に害はない」
グッと、そのまま指をねじ込む。
「痛っ・・ぅ・・・」
いくら、潤滑剤を使ったとしても、行き成り2本もねじ込まれ、痛みを訴える。
「ん・・・もう少し我慢してろよ」
ねじ込んだ指を置くに進め、軽く動かす。
そして、とある所まで指がたどり着くと、夕鶴が身体を痙攣させ、悲鳴を上げる。
「あぁ・・たしか、此処だったよな?お前が好きなとこ・・・」
「・・ぁっ・・・く・・・っ」
「まぁ・・・お前がこうやって、喘いでいる姿を知っているのが俺だけ
・・・なんて、以上に嬉しい事はないがな・・・」
「・・あっ・・」
あんまりだと、夕鶴は思った。
そんな事を言われる事が一番嫌なのを知っていて、あえてカイはそう口にしたのだ。
「もうこんなにして・・・晴樹さんには可愛がってもらったのか?」
「そ、そんな事っ・・れてない・・っ」
「・・・どうだか・・・」
グッと愛撫する力を強める。
自分の言っている事に、無性に腹が立つ。
イライラする―――・・・・。
何に?
晴樹に・・・?
夕鶴に・・・?
それとも―――・・・・
嫉妬している自分に?
否、きっと、自分に苛ついているんだろう・・。
信じたいのに、夕鶴を信じてやる事が出来ず。
現に、夕鶴を苦しめている自分に苛ついているのだろう・・・。
ゆっくりと、指を引き抜くと自分のモノを押し付ける。
「か、カイ・・・」
「力抜いておけよ?」
一瞬の内壁の収縮。
カイは逃さなかった。
ずん、と捻じ込まれる熱い塊。
「あう・・・・っ!」
焼けた鉄が押し入ってくるような衝撃に、声が甲走った。
ぎちぎちと音を立てそうな硬い結合は、僅かな振動が伝わるだけで、
電撃のように痛みを全身に走らせる。
「いっ、ああッ・・・!」
慣れない痛みに、夕鶴が悲鳴を上げ、カイがそっと、再び耳打ちをする。
「おい。そんなに声を上げると、外に漏れるぞ?」
「っ!!」
カイの言葉に夕鶴は急いで口を塞ぐ。
暫く間を取り、カイが口を開いた。
「・・・動くぞ?」
「・・・」
カイの言葉に、合図代わりに夕鶴は瞳を閉じた。
すると、カイが腰を動かす。
「くっ・・・ふぅ・・っ・・あっ!」
「夕鶴・・・」
「・・・あ・・・っ!・・・ぃやぁ・・・!!やっ・・・!
あっ!・・・ィ・・カイっ!」
「!?ゆ、夕鶴・・・?」
カイの背中に夕鶴の両腕が回され、その両腕は確りとカイのを抱きしめる。
その行動に、カイは少しばかりか驚く。
いつも、そういう行為をしている時でも、夕鶴はベッドのシーツしか握らないからだ。
「カイっ!・・カイ・・っ!」
「夕鶴っ!・・・夕鶴っ!」
カイの自分を呼ぶ声に、きつく閉じていた瞳をそっと、開ける。
すると、フッと、優しく微笑むと、カイの唇に口付ける。
「!ユウヅっ!?」
「カイ・・・」
「お前・・・」
行き成りの夕鶴の行動にカイは驚く。
そして、夕鶴は話を続ける。
「晴樹兄さんとは何にもしてない・・・お前は何か勘違いをしている・・・」
「!」
「今両親が遠くに居るから、食料の買出しは俺と晴樹兄さんが
行っているんだ・・・だから、この前のも、その食料の買出しだ・・・」
「だが、あのキスマークは・・・?」
「あれは、お前がつけたもんだろ?」
「・・・え?」
「覚えてないのか?土曜にお前がつけたもんだ・・・。
他のやつは、綺麗に消えたのに、あれだけ残ってるんだ・・・
おかげで体育の時は冷や冷やさせられた・・・」
夕鶴の言葉にカイは何かを思い出したように声を上げる。
「・・あ!そ、そういえば・・・」
「思い出したか・・?」
「あぁ・・・」
罰が悪そうにカイは夕鶴に謝る。
「!!ごめん・・・俺・・・」
「別に良い・・・気にするな・・・」
そんな、会話をしているのもつかの間だった。
「っ!あっっ・・!」
「あぁぁっ!!」
カイの欲望が全て夕鶴の中に注ぎ込まれたのと同時に、
夕鶴も白濁を放った。
「っ・・はぁ・・・」
カイが夕鶴の中から自身を抜くと、夕鶴の意識は暗闇へと引きずり込まれた。
意識を失った夕鶴の唇に、己の唇を重ねると。そっと囁いた。
「ごめんな・・夕鶴・・・」っと・・・。
5時間目の終わりを告げるチャイムの音で、夕鶴は目を覚ました。
此処が学校である事を思い出すと、
すぐさま起き上がり、自分の身体を確かめる。
が、自分は確りと、元通りに制服を着ていた。
きっと、自分が気を失った後に、カイが直してくれたのだろう・・・。
「カイ!起きろっ!もう5時間目終わっているぞ」
「・・・ん?」
体を揺さぶられ、カイが目を覚ます。
「どうすんだよ・・・5時間目サボっちまったぞ・・・」
慌てている夕鶴にカイは軽く微笑むと、口を開いた。
「良いじゃないか・・・このまま6時間目もサボろうじゃないか・・・」
「は?な、何言ってんだよ!」
「どうせ、今から教室行っても間に合わない・・・
次。岡田の授業だろ?煩く言われるよりましだろ?」
「・・・だ、だが・・・!うわっ!」
グイッと、体を倒され、夕鶴は再び短い悲鳴を上げる。
「寝ちまえ・・・。6時間目終わったら起こしてやる・・」
「・・・そんな問題じゃ・・・!」
夕鶴がそういうと、カイはもう既に寝息を立てていた。
「(ったく・・・)」
最初は、顔を歪めていた夕鶴だが、
カイに抱かれている状態のため、彼の体温が伝わり、心地よくなり、
不意のうちに夕鶴の意識も再び闇の中に引きずり込まれた。
晴れた暖かい平日の午後・・。
学校の屋上で眠る二つの影。
二人が目を覚ますのは、これから約1時間後―――・・・・。
<END>
**後書き**
っと、いう事で終わりました。
最後まで、お付き合い有難う御座いました!
今回はお友達の遠乃杏子さんにリクエストを頂き、書き上げたものです。
そのリクエスト内容が・・・
「カイが嫉妬して、夕鶴を襲ってしまう」っと言ったリクエストでした。
私的に、結構ハードルが高かったような気がしますが、
えっと・・・杏子さん・・・。如何でしょうか?
ちゃんと、クリアしていますか?
ちょっと、心配です・・・(汗
まぁ。こんなもんで宜しければ、受け取ってください・・・(^^;
そして、読んでくださった方も、本当に有難う御座いました!