擦れ違い
最近、俺は狂かしい・・・。
実の弟に恋愛感情をもつなんざ・・・
実の弟を欲望の目で見る事なんざ・・・。
昔はそんな事は無かった・・・。
だが・・・・。
夕鶴を・・・、あんな奴に取られるぐらいなら・・・。
いっその事。俺が縛り付けてやる・・・。
それしか愛し方を知らないんだ・・・・。
「に、兄さん・・・やめ・・・っ・・・やだ・・・!」
静まり返った部屋の中。夕鶴の悲鳴にも似た声が響く。
晴樹の目の前に居る夕鶴は目に涙を浮かばせ不安と恐怖を映していた。
「夕鶴・・・どうして逃げる・・・こんなにお前が好きなのに…ッッ!」
「は、晴樹兄さん・・・俺は、晴樹兄さんの事は嫌いじゃない・・・。
で、でも、俺達は兄弟でしかも男同士だぞ?・・どうしてこんな・・・ッ」
そう言いながら後ずさりをする夕鶴の腕を晴樹の右手が捕らえる。
「お前が悪いんだぞ・・・お前が、俺の気持ちも知らずにあんな奴に身を任すから・・・」
「・・・え?」
何のことだと表情で晴樹に訴える。
そんな夕鶴を余所に、晴樹は夕鶴をベッドに押し倒す。
行き成り引っくり返った自分の視界と、
体を強く打った時に体に伝わった振動に夕鶴は驚く。
唖然としているのも束の間。晴樹に馬乗りされ、体が動かなくなってしまった。
動かない弟のワイシャツを掴むと、乱暴に左右に開いた。
その瞬間。布と同じ色のボタンが弾け飛んだ。
布の破ける音が耳に入り、夕鶴は体を強張らせる。
一方の晴樹は、露になった夕鶴の白い肌に唇を寄せ軽く吸い上げる。
「・・・!」
ビクッと身を震わせ、愛撫から逃れようと身体を捩る。
そんな行動を晴樹が許すわけも無く、両肩を掴みベッドに押し付けると、
再び夕鶴の肌に唇を寄せる。
「やだ・・・っ!・・・晴樹兄さん・・」
晴樹の行動を止めようと、悲鳴にも似た抵抗の言葉を発するが、
晴樹には届いていないのか・・・?
否、聞こえてはいる・・・だが、止める気は全くないのだ。
悲鳴にも似た声を上げ続ける夕鶴に晴樹は一旦愛撫を止めると、
彼の耳元に唇を寄せ耳打ちをする。
「カイくんは良いのに俺は駄目なのか・・・?」
「なっ、何言って・・・」
「カイ」と言う言葉に夕鶴は少しばかりか息を呑んだ。
その瞬間を晴樹は見逃さなかった・・・。
夕鶴の表情に晴樹は目を細めると再び愛撫をする。
しかし、次に仕立てられた愛撫は、愛撫とは言えるような優しい物ではなく・・・・
乱暴な物だった。
「っ!」
あまりの痛さに夕鶴が顔を歪める。
晴樹が彼の首筋に舌を沿わせたかと思えば、その瞬間に歯を立てたのだった。
口を離すと、夕鶴の白い首筋に赤く内出血したような跡が残る。
色が白い為だろうか・・・首筋に付いた噛み痕が綺麗だと晴樹は思った。
その噛み痕に手を少し沿わせると、夕鶴の唇に口付けた。
始めて触れた弟の唇は思ったよりも柔らかく感じて、心地良いと思った。
混乱と嫌気の中、夕鶴は晴樹の事を力任せに押してしまった。
その瞬間。お互いが離れる。
「ふざけるのも、対外にしてくれっ!兄貴・・・っ!!」
脅えた様な目をしながら、力の限り晴樹を睨んだ。
しかし、そんな夕鶴の行動を嘲笑うかのように、
晴樹は再び夕鶴の左腕を掴むと、強引に自分の方へ引き寄せ自分の腕に収める。
それでも。抵抗を止めない夕鶴の顎を掴むと無理矢理自分のほうを向かせる。
「っ!」
晴樹と目が合った瞬間、夕鶴の体強張る。
こんな、兄の姿見た事がない・・・・。
夕鶴はそう思うばかりだ。
晴樹の目はもう正気じゃないようだった。
欲望に人格を任せたような・・・
無理矢理にでも、自分の欲望を遂げようとするような・・・。
そんな、凍りつくような目だった・・・。
そんな晴樹に夕鶴はこれ以上ない程の恐怖に飲み込まれた。
自分の知らない晴樹が・・・。
自分の知っている兄ではなく、
自分の知らない兄が自分の目の前に居る・・・。
この場から、離れたい・・・。
否。逃げなくてはならない・・・・。
このまま、居たら晴樹に何をされるか解からない・・・。
混乱と恐怖の渦の中、「逃げろ!」と頭の中で警報が鳴り響く。
「やだっ!!嫌だっ!!放せっ!!」
再び暴れだした夕鶴の頬を晴樹が思いっきり殴った。
「・・・あ・・・っ」
晴樹に殴られた事は過去に一回もなく、
痛みよりもショックや混乱が大きく、夕鶴は唖然とする。
唖然としている夕鶴の耳元に唇を寄せると、吐息の様に囁く。
「痛い目にあいたくなければ大人しくしていろ・・・・
そうしたら・・・今までない位に気持ちよくさせてやる・・・」
そう言うと、再び夕鶴をベッドに押し倒し、
先程触れていた所とは全く違う所に手を沿わせる。
「あっ・・・」
ピクッと夕鶴が身体を痙攣させる。
晴樹は夕鶴の穿いていた黒いズボンの中に手を滑り込ませると、
下着の上から強めに刺激する。
「っ・・・やだっ・・・晴樹兄さん・・・っ」
刺激の強さが強すぎてしまったのだろうか、夕鶴は痛みに顔を歪める。
顔を歪めたのと同時に瞳に溜めていた涙が流れ落ちた。
「なんで?夕鶴はこうされる事好きだろ?・・・
いつもカイくんにされているんだからな」
「いやっ・・・そんな事・・・れてないっ・・」
「へぇ・・・そうか・・」
涙を次々と零しながら言う弟に、晴樹の欲望感は静まるどころか、大きくなるばかりだ。
真っ白で綺麗な自分が溺愛している弟――――・・・・。
こんなにも、汚してみたいと思う自分が居る・・。
欲望という名の真っ黒い色に染めて、強気な眼差しを涙でぬらしてみたいと・・・。
「兄さん・・・頼っ・・・もう止めてくれ・・」
震えた懇願の声。
「止める訳ないだろ・・・夕鶴。お前の事をやっと手に入れられるというのに・・・」
「兄貴・・・。俺は、兄貴の事は好きだ・・・でも、兄貴は間違っているっ!
兄貴・・・一体如何してしまったんだよ・・・」
怯えながらも必死になって言う夕鶴に晴樹は大声を上げて笑う。
「俺は正常だぞ。夕鶴・・・間違っているのはお前だよ・・・」
「お、俺・・・?」
「そうだ。お前が・・・お前が俺の気持ちを知らずにあんな奴に身を任せようとするから、こんな事になったんだぞ・・・」
「・・・・」
「だが、もうお前をあんな奴に渡さない・・・。
いや。二度とあいつには近づけられないようにしてやる・・・」
「あ、兄貴・・・っ!」
再び晴樹は夕鶴に口付ける。
だが、キスなど優しい物ではなく、意識を奪うような激しいものだった。
舌を差し入れられ舌を弄られる様な感覚が、
夕鶴にとって物凄く気持ち悪く感じた。
だけど、抵抗はしなかった・・・・。
否。抵抗できなかった。
この先何をされるのか予想が全く付かない夕鶴は、
あまりの恐怖に体が動かなくなっていたのだった。
夕鶴が大人しくなったのを確認すると唇を放し口を開く。
「やっと大人しくなったな・・・。
そうやって大人しくしていれば、別に痛いことはしない・・・」
晴樹の声にゾクッとした感覚が夕鶴の背筋を走った様な気がした。
夕鶴が固まっている隙に、
再び晴樹の手が夕鶴のズボンを掴むと、そのまま下着ごとズボンを脱がす。
「あっ・・・」
恥ずかしさのあまりに顔を背ける。
が、その瞬間に彼の身体がビクッと跳ね上がった。
晴樹が夕鶴のモノを口に含んだのだった。
あまりにも強すぎる刺激に逃げようと、身体を上にずらそうとするが
晴樹がそれを許すはずがなく、腰をしっかりと押さえつける。
「やっ・・・あっ・・・やだぁっ!!」
ポロポロと涙が溢れては夕鶴の頬を濡らす。
晴樹が口を離すと彼の耳元でそっと囁く。
「本当に、良い声で啼くな・・・・
ヤッパリ、カイくんに散々可愛がってもらったんじゃないか?」
「っ・・・・」
「図星か?」
「んな訳・・・ないだろ・・・・」
「強情だな・・・」
「あ・・・やぁっ・・・晴樹兄さん、もう口離して・・・」
「なんでだ?・・・気持ち良いだろ?」
「もう・・やだ・・・あっ」
達する寸前の所で晴樹は口を離し、ポケットから包帯を取り出すと、手馴れた手付きで、夕鶴の根元をきつく縛る。
あまりの苦しさに夕鶴は顔を歪ませ晴樹に涙で塗れた目を向ける。
「っ・・・。は、晴樹兄さん・・これ、解いて・・・」
「そうだな・・・。これを上手く出来たら解いてやる」
そう言うと晴樹は自分のモノを露にし、夕鶴の髪を引っ張り起き上がらせると、
顔を自分のモノの前へ向けた。
それと同時に夕鶴は目を見張る。
「どうした?苦しいだろ?お前が行動をとらない限りずっとこのままだぞ」
「・・・っ」
恐る恐る夕鶴は晴樹のモノを口に含むと、自分に考える隙を与えないように懸命に刺激を与えてしてみる。
次第に口に含んでいるものが張り詰め、晴樹が達することが解り、
口を離そうとした瞬間、晴樹に頭を押さえつけられ、
強制的に放たれたものが喉を通った。
「っ!ゲホッ!・・・ゲホッ!!」
咽ている夕鶴を再び押し倒すと、先帆を巻きつけた包帯に手を向ける。
「あまり慣れていないようだったが・・・まぁ。良いだろう・・・
お前の望みどおり解いてやる」
そう言い、晴樹は再び夕鶴のモノを口に含むと同時に包帯を解き、再び刺激を与える。
「・・・っ・・・あっ!・・・」
ガクンッと夕鶴が体を痙攣させた瞬間、晴樹は自分の口の中に放たれたものを何の躊躇いもなく飲み込んだ。
その、飲み込んだ音を聞き、夕鶴は顔を青くする。
「どうした?恥ずかしいか?」
夕鶴の表情を窺うように、彼の顔を覗き込む。
当の夕鶴は顔を赤くして、顔を背ける。
そんな彼の表情に晴樹はニヤッと笑うと、半ば無理矢理に彼の口の中へ自分の指を押し入れる。
行き成り入れられた指に、苦しくなり顔を歪ませると、晴樹は更なる追い討ちを掛ける。
「言っておくが、しっかりと濡らしておかないと、辛いのはお前だぞ」
「・・・!!」
晴樹の言葉に夕鶴は目を見張る。
そんな。夕鶴の表情を面白げに見ていると、暫くし口内に入れていた指を引き抜いた。
漸く、口が開放され夕鶴が息を吐いた瞬間だった。
「!やっ・・・いたっ!」
行き成り感じた、痛みに夕鶴は晴樹の服の袖を強く握る。
幾ら指だけだと云えども、行き成り2本も突き入れられ、
あまりの痛みに体を強張せる。
そんな夕鶴に晴樹は彼の耳元でそっと耳打ちをする。
「夕鶴・・・。力抜いてごらん」
「やっ・・・無理・・・っ」
「・・・ならしょうがない」
晴樹の手は力を弱める事無く、逆に愛撫の手を強めた。
それが、後に、痛みと快感が同時に夕鶴を襲った。
「っ・・くぅ・・・」
もう、痛いのか気持ち良いのか、夕鶴には判断できなかった。
そして晴樹の指がすでに熟知している一点に押すように達したとき、
彼は身体を更に強張らせ悲鳴を上げた。
だがそれが苦痛からでないことも晴樹は承知していた。
「ここが良いのか・・・?」
「・・・っ」
夕鶴の反応を楽しそうに見ながら、暫く愛撫を続ける。
「さて・・・そろそろ、俺も楽しませてくれないとなぁ・・・」
そう言い、指を引き抜くと、自分のそれを押し付けた。
その行動に夕鶴は先ほどよりも更に顔を青くすると、悲鳴に近い声を上げた。
「やっ!やだっ!!兄さんっ・・・それだけは・・・やめっ!」
「・・・・」
グッと自分のそれを付きたてた。
その瞬間、苦痛にまみれた夕鶴の悲鳴が部屋全体に響いた。
それと同時に夕鶴の泌部から血液が流れ落ちた。
流れ出た血液が少しばかりか潤滑剤の役割をし、動きがスムーズになる。
溶けた肉壁を弱い一点ごと押し広げ擦るように抽挿され、引き連れるような
快感と解放されない苦痛に止め処なく声を上げ、涙を流した。
「あっ!・・・あ・・・っ!・・・ぃやぁ・・・!!やっ・・・!」
晴樹は乱暴に夕鶴を揺すり、中を捏ね回す。
その惨い責めに、だが夕鶴は悲鳴と意味を持たない否定の言葉を上げ、
頑是無い幼子のようにただ泣きじゃくるだけだった。
「くっ・・・!!」
晴樹は焦燥に身を焦がしながらも、きつく絡みついてくる夕鶴の中に白濁を放った。
その飛沫の熱に夕鶴は短い悲鳴を上げると、そのまま意識を手放した。
「っ・・はぁ・・・」
欲望の全てを放った晴樹は、ゆっくりと力をなくした己を夕鶴から引き抜くと、
意識を手放した彼に目を向けた。
ドロッと白く濁った液体が意識のない夕鶴の内腿を伝い、
強気なあの眼差しは、涙に塗れ、そして今は閉じられていた。
もともと、女顔な彼があの強さのある瞳を閉じると、
更に女のように見え、そして、幼い印象を与えた。
「・・・・本当に馬鹿な奴だ・・・・」
それは、自分に対してなのか?
それとも、夕鶴に対してなのか?
晴樹はそう呟くと、夕鶴の髪をそっと撫でてやり、彼の唇にそっと口付けた。
そして、そっと彼を抱くと、消えるような声で独り言のように口を開いた。
「愛してるよ。夕鶴・・・」
っと・・・。
君が本当に好きだから・・・。
心から愛しているから・・・。
だから、君を他の人間に渡したくなかった・・・。
他の人間に君を取られたくなかった・・・。
君が僕以外の人間を選ぶのなら、
君を傷つけて、君の羽根を折って飛べなくする・・・。
そういう愛し方しか僕は知らないんだ・・・。
でも――――・・・・
本当は、君の近くに居たかったんだ・・・・。
本当は、君の笑顔が見たかっただけに―――・・・・・
<END>
<あとがき>
・・・・久しぶりの更新です。
今回は兄弟もので鬼畜強姦に挑んでみました。
なんだか。この前書いた「君を思うほどに」よりも迫力があるような気がするのは、私だけでしょうか?
ッと言うよりも、晴樹を狂わせ過ぎたような気がします・・・。
まぁ。これも、偶には良いかな。。。っと自分に言い聞かせてみたりとか・・。(日本語が変だ(汗
でも、まだまだこれも軽い分類にはいるんでしょうね・・・。
もっと、激的にすっごい小説を一度でも良いから書いてみたいとこのごろ思っていたりもします・・・。
ではでは、こんな小説にお付き合い有難う御座いました!